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今年のロンドンで開催されたチェルシー・フラワー・ショーの報告を続けます。今年の展示で多かったのは、「癒し」と「食べられる・エディブルedible」の2つ。そのうち今日は、エディブルの中でも壁、壁面緑化で食べられるという、究極のキッチン・ガーデンとでも言えるものを紹介します。 緑があふれるキッチン。 プラントボックスがキッチンに置かれて、そこで野菜を育てて、収穫して食べる。そこまでは分かります。このガーデンは、さらにそのキッチンの壁面を壁面緑化して、その緑化材料がすべて野菜というのです。壁面緑化には土を使わずに、すべてロックウールで対応しているので、見た目もクリーンな感じでまとまっています。エディブルもここまで来るか・・といった感じです。 これも壁面緑化の一種?しかも食べることができる。 この展示は、屋外に設置されているので、野菜の生育に必要な照度が確保されています。これが屋内の場合には、植物生育のための補助光が必要となるでしょう。これからは、その補助光もLEDなどを使った省エネルギータイプのものになるでしょう。こういったキッチン・ガーデンが単なる試みではなく、現実のものとして機能する、あるいはその一部を取り入れたものなどが出てくる可能性は十分にあると思います。 平面の緑も野菜。 このキッチン・ガーデンに代表されるように、ここチェルシー・フラワー・ショーで展示された庭園や緑を見ていると、それはあたかもどこかのモーター・ショーで、未来の車の試作車を見るかのように、最先端、あるいは未来の緑のあり方を見ることが出来ます。 シンクの周りにもシトラス類やイチゴが キッチン・ガーデンと言うと、本来はこういったスタイル。キュー・ガーデンのもの。
by pennslanding
| 2009-06-16 11:05
| 海外のアーバン・ガーデン
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