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先週土曜日の日本生活学会での、食に関するシンポジウムのエディブル・ランドスケープに関連してのエントリを続けます。 今まで数回にわたってエディブル・ランドスケープの事例を海外の例に見てきましたが、それではどんなものがエディブル・ランドスケープになりうるのか?野菜畑でなければ、いけない?そんな事はありません。都心のアーバン・ガーデンの中に、花が咲く、しかもそれに実がなって食べられる樹木を入れるだけでも、十分にエディブル・ランドスケープの実践になると思います。 晴海トリトンのザイフリボクの開花。 たとえば上の写真は晴海トリトンのザイフリボクという樹木。最近市場に出回りだした新しい樹種になりますが、春先のソメイヨシノの開花とほぼ同じ時期に、白い花を一面に咲かせる樹木です。この木は別名、ジューンベリーという名前があるように、6月になると小さな果実をたくさん実らせます。甘酸っぱい果実は、枝から取ったものをそのままでも食べられますし、ジャムやケーキに使うといったもとも出来るエディブルな樹木です。 ゲンペイモモの開花。 その近くにあるハナモモの園芸品種。ゲンペイモモ。その名の通り、一本の樹木で紅白の花が咲く珍しいモモですが、直径4cm程度の小さな実を実らせ、食用のモモではありませんが、食べることも出来ます。 アーモンドの開花。 サクラやモモに似た花。アーモンドは開花した後、実際に実をつけ、その中にあのアーモンドの実を見つけることが出来ます。実は有名ですが、花だけ見ても十分鑑賞に堪えますし、むしろ花木として積極的に使っていきたい樹木だと思います。 こんな特殊な樹木でなくても、ヤマモモなどは都心の常緑樹として昔から良く使われる、エディブルな樹木があります。しかし、今まではどちらかと言うと嫌われ者でした。というのも、ヤマモモなどは実がなってそれが歩道に落ちると、歩道が汚れる、あるいは歩行者の衣服を果汁で汚したと言ったクレームが多く、ヤマモモについては実のなる雌木は使わずに雄木だけを使うといった傾向が強いでした。 こういった問題は原則として植え込みの中に使うなどすれば解決しますし、それ以上にエディブル・ランドスケープの考え方を広めることによって、樹木やその果実に対する考え方、見方を変えさせることによって、先にあげたようなクレーム自体が起こらないようにしていく事が大切だと考えます。 昔の民家の周りにはカキノキやイチジク、ビワなどが植わっていたと思います。そういった事からすると、ヨーロッパの庭園のエディブル・ランドスケープにまで起源をさかのぼらなくても、もともとの日本の生活の中の緑はエディブルなものが多く、エディブル・ランドスケープの思想を反映した生活、そして緑のデザインがされていたという事であり、それを復活させるといったことがエディブル・ランドスケープの考え方になると思います。
by pennslanding
| 2009-05-12 10:03
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