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サンフランシスコに戻り、先週はカリフォルニア大バークレー校を見たので、昨日はライバル校でもある、スタンフォード大へと向かいました。といっても、普通は車で行くのが常識。それを公共交通機関で何とかたどり着けるか試してみました。 結果は、少し乗り継ぎなどで時間は取られましたが、車がなくてもサンフランシスコ市内から行くことができました。行き方は、まずBARTで終点のMillbaeへ。(空港行きや、途中が終点の電車があります)そこで、駅に接して来ているCaltrainに乗り換え。自動の切符販売機で、往復で8.5ドル。それで40分ほどでPalo Altoの駅に着きます。そこを進行方向左側にでて、さらにバス停のロータリーと反対側に行くと、ちいさな上屋があるバス停が大学バスの乗り場。そこで運転手にフーバー・タワーに行きたいというと、無料でたどり着けます。帰りは大学から駅まで歩いて見ました。約20分ほどですので、歩けない距離ではありません。しかし、キャンパスが広いので、そこで歩くことを考えると、どちらかはバスを利用した方が良いかと思います。 大学の象徴であるフーバー・タワー フーバー・タワーから大学の中心部クォドを眺める。 さて、キャンパスについての今日は印象だけ。とにかく広い。それとカリフォルニアの空が似合う。サンフランシスコ市内は曇りで霧が見舞うといった状況が続き、気温が18度程度なのに対して、電車で40分ほどで、こちらは真っ青な空が広がり、気温も27度近くでしょうか。しかし、湿度が低いので、暑さが気にならない。中央にクォドQuadと呼ばれる四角く建物で囲まれた部分がありますが、同じクォドでもイェール大やペンシルベニア大のような東海岸アイビーリーグのそれとは、スケールもしつらえもだいぶ違います。建物全体が、低く抑えられ(大学で基準を設けていると思います)、ベージュ色を貴重とした重厚な石造りにスパニッシュ風な瓦屋根で統一されたキャンパスは、バークレーとも違うし、もちろんアイビーリーグのキャンパスとも違って、きわめてユニークな景観を作り出しています。ロマネスク風のメモリアル・チャーチなどは、スケールや意匠は異なるものの、どこか日本の一橋大学の兼松講堂を思い出させます。 大学正面に広がる芝生オーバルOval部分から、大学のメモリアルチャーチを望む。 昔1980年初頭に2年間ほど過ごしたペンシルベニア大のキャンパスと比べると、まず建物の密度が違います。ペン大の場合には、フィラデルフィア市内にあるので、敷地が広いとはいえ、限られています。こちらは、まだまだ駅からこちらに向かうまでユーカリー畑が続き、良く言われる農場・ファームと呼ばれるのが、良く分かるような雰囲気です。ペン大は、建物が高密度であるがゆえに、緑も高密度で、緑のキャンパスといったイメージは共通します。しかし、こちらの場合は、建物の密度が疎で、さらに豊かな緑が広がり、そしてペン大では感じられない、空の広さ、空の青さをキャンパスの景観に取り入れた空間の広がりを感じることができます。キャンパスを歩いていると、どうしてもアルバート・ハモンドの「カリフォルニアの青い空」や、「夢のカリフォルニア」を口ずさんでしまいます。歳がわかりますね。 クォドへのロイヤル・パームツリーの並木。 キャンパスにはロダンをはじめ多くの彫刻もあります。これは緑の中のスネルソン。設計した虎ノ門のJT本社のコーナー部分にも、同じスネルソンの彫刻があります。緑の中とは、雰囲気がずいぶんと違います。でも、この軽快で透明感のある彫刻は、緑のなかでも、都会でも良く似合います。
by pennslanding
| 2009-08-02 23:05
| 海外のアーバン・ガーデン
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