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シアトルの斜面を利用した公園、神戸テラス・パークのウォッチングを終わると、その日はシアトルで記録的な暑さで、喉はカラカラ、歩きつかれてヘトヘト。日本のようにどこにでも自動販売機があればと思いつつ、街中に入り込むと、古いレンガの外壁の建物にTea Houseとあります。冷たいレモン・ティーでもと思い店内へ。(日本だとアイス・コーヒーですが、アメリカは無い。最近、地域によってはアイス・コーヒーがあるとも聞きます) Panama HotelのTea Houseです。テーブルに座っている女性がオーナーのジャンさん。 Uwajima Asian Groceries & Gift。中は大きなスーパーとアジア系の置物などのギフトショップでした。 入ると驚きです。日本のお茶を中心とした喫茶店でした。日本語のメニューに、その建物の由来やら、昔の日本語で出版された新聞の切り抜きなどが壁に貼ってあるのです。店員の日本の方に冷たい緑茶を頼んで、そこに置いてある日本語の本を眺めていると、隣の席で話していた、女性がフラリとこの建物の説明に来たのです。 その方、Jan Johnsonは、このビルのオーナーで、この地域に惚れ込んで、ビルをリノベートしてホテルとして再生したということです。 この建物1910年、Ozawa Sabroという日本人建築家(ワシントン大卒)によって設計されたホテルで、場所がインターナショナル・ディストリクトにあることから、日本や他の国からの移住者やアラスカの漁業労働者などの宿泊施設として、1950年まで使われていたそうです。 特筆すべきは、日本人の利用者、特に2世の人が利用した銭湯が、地下に残されているとのことです。アメリカの日本人が多く住む地域には、このような銭湯やホテルが多くあったとされますが、現在に残る銭湯はここだけです。(残念ならが、その銭湯は時間が合わなくて見ることができませんでしたが・・・) 詳しくは以下のページを↓ オーナーのジャンさんの話を聞きながら、古い写真を見ていると、何か戦前のアメリカの日本人で賑わった時代に紛れ込んだような錯覚に襲われ、当時の移民の苦労などを想像してしまいます。本来は、日本人が保存や修復をやるべきところなのに、アメリカ人が、しかも1個人でそれをやってしまうというところに、もの好きな人がいるという感覚を超えて、アメリカのおおらかさ、懐の深さのようなものを感じてしまいます。 中華街と混在しているような場所です。中華街には定番のゲートがあります。 街を歩くと、古い建物の入口には、ところどころ日本語の表示や張り紙が付けられ、ここが日本人街の一角であるがわかります。中華街と隣接していますが、この地域の中心には大きなスーパーマーケット、Uwajima Asian Groceries & Giftsがあって、日本やアジアの食材、フードコートなどで賑わっています。新しく再開発によって作られたビルも点在しますが、それらのビルの周りに広がる緑やアーバン・ガーデンは、どこか日本やアジアを感じさせるものでした。昨日のブログ、「シアトルでなぜ神戸?」しかも、「何でシアトル市内で、わざわざこの場所に神戸に関連したパークがあるのか?」という疑問が、このエリアを歩いてみて、やっと解けたような気がします。 新しいビルのアーバン・ガーデンには、容姿端麗なモミジ。暗くなりがちな空間を、明るく繊細な緑で演出する。しかも、下枝を減らしているので、アイレベルでは視線が抜けて、ショップのウインドウも見ることができる。モミジならではの演出といったところでしょう。 こちらは、やはりアジアン・テイストでバンブー。
昨日と同じ宣伝です。 一部を執筆した本が10月29日に日経アーキテクチュアから出版されます。「建築緑化入門」というタイトルで、屋上、屋内緑化、海外の緑化例などが中心です。 ブログで紹介している海外の緑化事例のほか、晴海トリトンや住友商事竹橋ビルの事例、心に残る緑化建築、緑化の基本などを執筆しています。 http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/article/books/na/20091019/536171/
by pennslanding
| 2009-10-25 12:07
| 海外のアーバン・ガーデン
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