昨日に続いて、香港の商業施設 1881Heritage について紹介したいと思います。
写真を撮ったのが早朝だったので、人の賑わいはまったくないし、お店も開店していない写真で、商業施設としての雰囲気はお伝えできないかも知れません。その分、商業施設としてのつくりをじっくりと見て取れるかと思います。
中央の広場には石張りで香港を中心にした古地図。
広場からテラス状の商業施設へとエスカレーターと階段が続く。
敷地の中央、地上レベルに大きな広場を配し、それを取り囲むように低層の物販と一部に飲食の店舗を配置する構成。その店舗はテラス状に広場に向けてセットバックし、全体の景観としてのまとまりを作ると同時に、テラス部分をそぞろ歩く、散策することが可能で、そのテラスが施設全体の回遊性を高めるつくりとなっています。
その回遊するポイントに、昨日紹介した大木が移植され、それをフォーカル・ポイントとしての景観作り、絵になる空間を作り出し商業施設としての価値を高めています。
商業店舗、テラス側からテラス、中央の広場を見返ると、移植された大木が新しいアーバン・ガーデンを作り出す重要な要素になっていることが分かります。
大木にクローズアップ。地面に植えられた木ではありません。この下に・・・
こういった店舗があるのです。