カテゴリ
全体 海外のアーバン・ガーデン 国内のアーバン・ガーデン・ウォッチング 晴海トリトン開花状況 植物について 設計を担当した国内のアーバン・ガーデン 特殊緑化 指定なし ランドスケープデザイン・計画について 海外のタウンスケープ 屋上緑化 日本庭園 アーバンな環境のなかの日本庭園 アーバンな環境のなかの庭園:海外編 最新の記事
以前の記事
2017年 02月 2017年 01月 2016年 12月 2016年 11月 2014年 12月 2014年 11月 2014年 10月 2014年 07月 2014年 06月 2014年 05月 2014年 04月 2014年 03月 2014年 02月 2014年 01月 2013年 12月 2013年 11月 2013年 10月 2013年 09月 2013年 08月 2013年 07月 2013年 06月 2013年 05月 2013年 04月 2013年 03月 2013年 02月 2013年 01月 2012年 11月 2012年 10月 2012年 09月 2012年 08月 2012年 07月 2012年 06月 2012年 05月 2012年 04月 2012年 03月 2012年 02月 2012年 01月 2011年 12月 2011年 10月 2011年 09月 2011年 07月 2011年 06月 2011年 05月 2011年 04月 2011年 03月 2011年 02月 2011年 01月 2010年 12月 2010年 11月 2010年 10月 2010年 09月 2010年 08月 2010年 07月 2010年 06月 2010年 05月 2010年 04月 2010年 03月 2010年 02月 2010年 01月 2009年 12月 2009年 11月 2009年 10月 2009年 09月 2009年 08月 2009年 07月 2009年 06月 2009年 05月 2009年 03月 2009年 02月 2009年 01月 2008年 12月 2008年 11月 2008年 10月 2008年 09月 2008年 08月 2008年 07月 2008年 06月 2008年 05月 2008年 04月 2008年 03月 2008年 02月 2008年 01月 2007年 12月 2007年 10月 2007年 09月 2007年 08月 2007年 07月 2007年 06月 2007年 05月 2007年 04月 外部リンク
検索
画像一覧
記事ランキング
ブログパーツ
ファン
タグ
最新のトラックバック
その他のジャンル
|
今回の三重出張は、県の関連の講演という事が目的でした。 三重まで行ったら、今まで行きたいと思っていた伊勢神宮の参拝は絶対に外せないと思っていました。
という事で、今日は内宮(ないくう)を写真で回ってみたいと思います。
まずは、内宮への入口。 五十鈴川に書けられた木造の宇治橋。その両端には鳥居。この鳥居は旧御正殿の棟持柱(むなもちばしら)をリサイクルしたものとの事。鳥居だけでなく橋を渡る事で、「ここからは聖域です」という事をより強く意識させてくれ、気持ちも引き締まります。
宇治橋から五十鈴川を眺める。 千古の森と呼ばれる緑がこの聖域を守っています。今の時期ですと、落葉樹と常緑樹、そして針葉樹の混交林である事がよくわかります。
橋を渡ると神苑と呼ばれるやや広いアプローチのスペースへ。 ここには立派な松が並んでいます。歌舞伎の勧進帳の舞台背景に描かれている様な松。元々は能舞台で舞台後方の羽目板に描かれた松、それを歌舞伎にも取り入れたもの。取り入れた理由は、舞踏をより高尚で格調高いものにするというものですが、これらの松を見ていると、確かに格調高い緑としての風格を感じます。
神苑を進むと右手に手水舎。そこでお清めをしても良いのですが、どうせならば五十鈴川の御手洗場(みたらし)へ。参拝前に心身を清める場。身も心もリフレッシュしてお参りしましょうとパンフレットにありますが、この風景を見るだけでもリフレッシュされると思います。
お社を守る森の緑の中にはクスノキの大木。やはり気候、温暖な三重県なのでスギ、ヒノキの針葉樹の中に、このような常緑のクスノキの大木が所々に見る事ができます。でも周りの樹木の密度が高いので、クスノキも日照を求めて、ずいぶんと上へ上へと伸びてスレンダーな樹形になったものですね。
社殿の中心となる御正宮(ごしょうぐう)と、そのエントランスの階段。
御正宮は四重の垣根に囲まれています。来年が20年に一度の式年遷宮という事で現在の正殿の隣には仮囲いがありましたが、大混雑もあり、中の様子は文字通りの垣間見る状態でした。あまり良く見えなくても、参拝する事が大切。そしてこの御正宮へと続く鳥居、橋、神苑、森、そして階段を上り詰めるなかでの景観の連続、シークエンスによって心も身も清められると同時に、精神的にも高揚していくという空間構成の巧みさが、まさに日本のランドスケープの神髄といえるのではないでしょうか。
by pennslanding
| 2012-02-10 10:18
| 指定なし
|
ファン申請 |
||