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昨日のNEC玉川の場合には、原風景を新しいデザインの中に組み込み、新しい企業の先端性をあらわすデザインを志向したものでした。今日紹介するものは、40年前に未来のガーデンとして作られたものが、今でもオープン当時のデザインを残して、そのまま利用されているアーバン・ガーデンです。場所は東京営団地下鉄の東西線
当時、まだ東京のど真ん中でも戦災跡のままのビルが残っている中に、ガラスとスチールの建物は子供の目にも、鮮明に記憶の中に焼きついています。ちなみに、隣の気象庁の敷地は更地にされていましたが、古い気象台の建物は当時まだ残っている状況でした。
その屋上は当時の建築雑誌を見ても、現在とほとんど変わらない状態で、現在のような人工軽量土が無いなかで、薄層の屋上緑化の原点とも言える芝生の緑を展開し、建物の前面に広がる皇居の緑と呼応しながら、東京の中心部の空気を存分に味わわせてくれる空間は、40年たった現在もそのままの形で健在でした。 設計は日建設計の林昌二氏率いる林グループで、建築もさることながら、ランドスケープ空間も建築家の作ったものとして傑作の一つと言えます。芝生の余剰水に土が混じることを想定し、プレコンで作られた舗装面の下を、その土混じりの余剰水がジグザグに流れるようにし、そこで土と水を分離し、メンテナンスで土を清掃することにより、建物壁面の縦樋に土を流れ込ませずに、詰まることを避けるといったディテールは、今でもこの考え方をどこかで活用したいほどに優れものだと思います。そういったディテールの良さを感じさせない、芝生のおおらかなデザインの方がこのアーバン・ガーデンの最大の特徴なのかもしれません。
by pennslanding
| 2007-06-29 08:41
| 国内のアーバン・ガーデン・ウォッチング
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